24時間弾丸🚲豊島旅行
いつもいろんな刺激をくれる友達といっしょに、瀬戸内の豊島へ!!🛳
まるっと24時間の弾丸旅行へ行ってきました!
一番の目的は豊島美術館。
その昔あたしたちがまだ大学生だった頃、あたしは外国語大学、彼女は美大に通っていた。
写真や陶芸など、色々と表現方法は変えつつも創作をしていた彼女、当時はジュエリーをやっており卒展を控え、何かいい刺激を と思い訪れた豊島美術館で受けた刺激が大きすぎて逆に大スランプに陥った。
というエピソードのある豊島美術館。
卒展に自分のできる限りの表現をしたいがため自分を追い詰めていた彼女は、その表現を目の当たりにして 創作者の意図を推測してみたりだとか そういう余裕が産まれてこないくらいのパニックに陥った。
「こんなことされたら、もう何をして表現をしていけばいいんだ」と思ったらしい。 (彼女から聴く数あるエピソードの中であたしのお気に入りのエピソードでもある)
そんなエピソード聞かされたらね... そりゃ行くしかないでしょ!!!
念願がやっと叶い10月っていういい時期に行ける事に!🌾
- ジャンボフェリーで神戸から
金曜日の夜中にフェリーで神戸から高松へゆっくり5時間の船旅。乗船と同時にみんな一斉に女性用の部屋へなだれ込むので、ロビーの床にゴザを敷いて雑魚寝。4時間くらいはしっかり寝れた。
土曜の早朝に高松へ着き、それから高速船で豊島へ🚤
この高速船がね... 行きは大丈夫やったけど、帰り波がきつくてものすごく揺れてギリギリゲロ吐かなかったレベルやったんよね...
ジャンボフェリー公式サイト
(早朝のJR高松駅。)
豊島についてからは、レンタサイクルで島内をまわる!🚲
200円とか300円の差で、普通の自転車じゃなくて電動自転車にしたけど大正解でした⭕️✌️
お目当ての豊島美術館まではしる!上り坂があったり下り坂があったりする仲をびゅーんと走るのは爽快!
「毎日生きてるとこういうのが要るよなー!」と叫びつつ坂道を下る笑
子供の頃楽しかったことではしゃぐと、すごくリフレッシュになるのだ。🚲
到着と同時に豊島美術館がオープン。
オープン時間にも関わらず人がとても多く、半分くらいが西洋やアジアの外国人の人たちだった。(世界的にもすごく有名なんだな〜)
友人には「前知識何も入れないで!写真も絶対見ないで!調べたらあかんよ!!」って口酸っぱく言われてた笑、ので前知識ゼロでゆく。
実際の美術館へ入るまでに、海岸沿いを高く見下ろすことができるプロメナード(散歩道)をゆったりと歩く。
プロメナードって言うのは作品そのものに辿り着くまでに自分の足であるいて、作品を見る(感じる)ために心を落ち着かせるものなんだって。それも初めて知りました。
豊島美術館のドームが見えてくるので従業員のお姉さんに鑑賞する際の注意を受け、いざ中へ。
真っ白の楕円形の巨大なドーム。
はじめは「ん? 何が起こってるんや?」ってみんなが見てるものをあたしも見に行こうとしたら、足元のものを踏みそうになって....
それからはずっとずっとその中で起こってることを観察してた。
外国の人たちも、日本人のあたしたちも、みんなただただドームの中に静かに座って、作品のチカラで 知らない間に私達の全ての五感が 今この瞬間に存在しているものにだけ 集中させられてた。
今この瞬間にだけ起こる風や光を感じたり、自然の音を聴いたり...
外から自分たちに直接届いてくる 葉の重なる音や鳥のさえずり。
そこにただ座る自分たちもまた 今そこに居るだけ、それ以上もそれ以下もない、とても不思議な心地の良い感覚になった。
ずーっとそうしていたけれども、どちらかが 出ようか と言い出すまでに本当に時間がかかった。それくらい五感が持っていかれる空間だった。
豊島美術館を後にして、お腹が空いたのでお野菜の豊富なカフェへ。その後は自転車で島内のアートを巡ったよ。
(飲める湧き水)
(静かに揺れるコスモス)
彼女とはずっと計画していた旅行だったので行けて嬉しかったし、連れて行ってもらって本当に良かった。
日常から音楽を聴いたりして助けられているけど、芸術は人生を豊かにするとまた感じた。
豊島美術館は 本当に誰でもその体験が出来るところなので、是非週末やおやすみを使って色々な人に行って欲しい。
大スランプに陥った大学時代の彼女は、それを乗り越え、卒展で大賞を取りました。
ものづくりって やっぱり魂が込められてるものじゃないと ずっと心には響かない。
今後の彼女の目指すところがいつも楽しみなのであった。